ミー子

ぉぁああおうぅぅ

メモ(Pink Floyd)

「『どこがいいのかさっぱりわからないけどなんだかすごくいいんだよなあ』ってタイプのミュージシャン」というフレーズを目にして、Pink Floyd の人気の在り方がそれなんじゃないか、と真っ先に思ったけど違うかも知れない。

PF のファンの方が、じっさいのところ、切実に重要で至高の音楽とお見做しなのか、あるいは何かの「捨てがたさ」でつい「クセになって」ずるずるとファンでいらっしゃるのか、門外漢の私には判らない。

『鬱』以降は言うに及ばず、『原子心母』とか『雲の影』とか「エコーズ」以外の『おせっかい』とか『炎』とか、全くプログレ耳に引っ掛かる要素が無いので*1

貶してるのではなくて、本当に私は、 PF のどこをどう聴けばよいのか「判らない」のだ。

最近、箱根アフロディーテでの「原子心母」の映像を垣間見て、その思いを補強した。「作曲」として見るとあまりにユルい。ならばファンの方々はこれのどこに価値をお認めになってるのだろう? 音響? 雰囲気?

あるいは、リアルタイムで体験しないとピンと来ない「斬新」というものがあるのだろうか? 文脈や、時代の「空気」を共有しないと判らないような。

(「演奏技術」は私の最優先の評価対象じゃないです。)

 

冒頭のフレーズに当て嵌まるミュージシャンは、あるいは Allman Brothers Band とかだろうか? Eagles とか?

Eagles といえば、私は常日頃「エピタフ」や「天国への階段」の「まとめに行ってる感」が嫌いと言ってるけど、その最たるものは「ホテル・カリフォルニア」だな*2

外枠としての楽節ありきで形を整えその中で硬直してる。その帰結として徒に長い。展開が、本当に音楽的であるよりは何か文学的な発想の都合から来てると見える。

 

どなたですかブックマーク下さったのw

*1:『狂気』と『アニマルズ』は好き、ということです。

*2:私が最初に聴いた Eagles は 'One Of These Nights' だった。あのイントロ36秒間の造形・アレンジは面白いと今でも思う。