ミー子

ぉぁああおうぅぅ

「いちご畑」と 'Strawberry Fields'

あーーーー!!!!!

松田聖子いちご畑でつかまえて」の 0'22" 目、

よあけ「をぬけて」

のメロの音程関係、 The Beatles 'Strawberry Fields Forever' の 0'52" 目の、

It doesn't matter「much to me」

だ!!!!!

 

アメブロの るそんべえ 氏の御記事で、今日が大瀧詠一が亡くなって10年の日と知り、大瀧曲として唯一私が知ってる「いちご畑でつかまえて」を聴いたのだった。

で、上述の箇所に気付いたんだけど、私がこの箇所にことさらこだわるのには理由がある。

 

'Strawberry Fields Forever' の件の箇所の「シ→ラ→ド」の動きは、私がこの曲の2つのキモと目するうちの1つなのだ。当ブログでも過去何度か触れた。この動きは中世ヨーロッパ音楽に特徴的。

ただ、レノンがこのことに自覚的だったのか、たんに歌い方がヨタってこうなってるのか、微妙ではある。いろんな人のカヴァーを聴くと、「シ→シ→ド」と歌ってる人(Pガブとか)と、厳密じゃない人、が多い。なかでフジファブリックさんははっきり「シ→ラ→ド」と歌ってる。

 

いちご畑でつかまえて」が詞先かメロ先か知らない。「いちご畑」の語が先にあって作曲者がこれを踏まえる、ということが制作の手順的に有り得たのか知らない。

でもどう考えたって、コーダの、フェイド・アウト→フェイド・イン→フェイド・アウト、は 'Strawberry Fields Forever' へのオマージュだ。そのことには私自身従前気付いてたし、周知の事実だと思う。

で、大瀧がもし「いちご畑でつかまえて」作曲に 'Strawberry Fields Forever' へのオマージュを仕込むとしたら、このコーダの音量処理ひとつだけで済ます筈がない、と今にして思う。よあけ「をぬけて」の音程は、大瀧の、'Strawberry Fields Forever' を知り尽くした上での、キモを押さえたオマージュ、と考えないわけにゆかない。

 

ちなみに、私が 'Strawberry Fields Forever' のキモと目するもう1つは、Nothing is real の2小節(0'20" 目)。

最初聴いた時、コードと歌メロの関係に、「むりやり!」と戸惑いつつ、この箇所こそこの曲のキモ、と思った。

F♯ のコードの上に歌メロが ソ→ラ→シ♭→ミ だから、今にして思えばコンディミなわけだけど、レノンの意識の上では、そういう分析だったのか、もっと本能的なものなのか。