ミー子

ぉぁああおうぅぅ

Rainbow 'Stargazer'

私は Rainbow を全く知らない。

ただ、ダイアトニックでモニュメンタルな

が、「出典不明のキラー・チューンの断片」として、いつしか脳内を占め、折に触れイヤーワーム化してた。

ある機会に、これが Rainbow 'Stargazer' のサビなのを知った。

 

この曲は、ブルーノートとダイアトニックの交替の判りやすい例。

Aメロ(0'50" まで)がEm のブルーノート、サビ(1'15" から)が G のダイアトニック。

そのあいだのBメロ(0'50"~ 1'15")は、ダイアトニックといっても、B(Em のⅤ)上の Em の和声的短音階

3'22"~ 4'37" のギター・ソロも「B 上の Em の和声的短音階」ではあるのだけど、延々引き延ばされるうちにドミナント感を失い、b が主音の

という音階に聴こえだす。これに名前が付いてるか、また出自をどこに求め得るか、私は知らない。カトリック教会旋法由来のダイアトニックとは異質、といいつつ、プログレには頻出するし(Genesis とか)、とくにこの 'Stargazer' の場合、どうしても「Zep の 'Kashmir' の 3'21"~ み」として感じられる。

'Stargazer' の 4'37"~ の順次上行は、'Kashmir' の 7'00"~ のパクリといっていいのではないか?

エンディングの、反復がしつこいうえに結局フェイド・アウトなのも、'Kashmir' への無駄な対抗意識なのかも?

ちなみに 'Kashmir' を収める "Physical Graffiti" が1975年、'Stargazer' を収める "Rising" が1976年。

 

Rainbow は「レインボー」表記が一般的なのですね。Chris Rainbow を「クリス・レインボー」とは書くまいに。

「二重母音は長音表記」の筋を通すなら「レーンボー」だし。